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2025/02/20
きものドレス
「和装」と「洋装」の結婚式|それぞれの特徴やどちらも着用する方法を紹介

赤い橋の上で手を取り合う、黒五つ紋付羽織袴を着用した新郎と色打掛を着用した新婦

結婚式を挙げることが決まったら、必ず選ばないといけない挙式スタイル。
「和装」と「洋装」のどちらのスタイルも魅力があるため、迷う方も多いです。
この記事では、それぞれ挙式スタイルの違いや、どちらの衣装も着用する方法を紹介していきますので、和装と洋装のどちらで結婚式を挙げるかお悩みの方はぜひ参考にしてくださいね。

和装と洋装の結婚式の違い

和装と洋装の結婚式は、ただ衣装が違うだけではありません。
まずは違いを知り、結婚式で着用する装いを決める際の参考にしてくださいね。

衣装の違い

和装と洋装の結婚式の衣装の比較 和装は黒五つ紋付羽織袴と白無垢 洋装はタキシードとウエディングドレス の写真

和装と洋装の結婚式は、参列者の装いに違いはありませんが、もちろん新郎新婦の装いは違います。

和装の場合、新婦は着物だけでなく小物も白で統一された「白無垢」と呼ばれる花嫁衣装や、鮮やかな「色打掛」などを着用します。新郎は家紋が5箇所に入った「黒五つ紋付羽織袴」などを着用します。

対して洋装の場合は、新婦はウエディングドレスやカラードレスなど、新郎はタキシードなどを着用します。

挙式スタイルの違い

和装と洋装の結婚式の衣装の比較 和装は花嫁行列 洋装はフラワーシャワー の写真

和装と洋装の結婚式の違いは、衣装だけでなく挙式のスタイルも変わります。

和装の場合は、花嫁行列や三三九度をする誓杯の儀(せいはいのぎ)などを行う神前式などのスタイルで挙式を行うのが一般的です。

対して洋装の場合は、バージンロードを歩いたり、誓いのキスをしたり、フラワーシャワーなどを行う教会式や人前式などのスタイルで挙式を行うのが一般的です。

挙式スタイルや、やりたい演出などから和装か洋装かを選ぶのも良いですね。

着用するのに掛かる時間の違い

和装と洋装の結婚式の衣装の比較 和装は色打掛を着付けている 洋装はウエディングドレスを着付けている の写真

和装と洋装は、着用するのに掛かる時間にも違いがあります。

和装は、肌襦袢や長襦袢、掛下や帯、打掛など身につけるものが多く、新郎新婦共に着用するのに比較的長い時間が掛かります。

対して洋装は、身につけるものが少ないため、着用するのにあまり時間は掛かかりません。

似合うブーケの違い

和装と洋装の結婚式の衣装の比較 和装は和風なボールブーケ 洋装は淡い色のクラッチブーケ の写真

基本的には、和装でも洋装でも自由に好きなブーケを選ぶことができます。
その中でも特にそれぞれの装いに似合うおすすめのブーケについて紹介していきます。

和装の場合、「ボール」という種類のブーケを合わせるのがおすすめです。
ボールは、その名の通りボールのように真ん丸なブーケのことです。ブーケから持ち手となる紐が出ており、ぶら下げるようにして持ちます。
お花は、ピンポンマムや菊などが人気です。

洋装の場合、ドレスの種類によって似合うブーケが異なります。
なりたい花嫁像や好きな雰囲気に合わせてブーケを選ぶと良いですね。
洋装でのブーケの選び方については、下記の記事で紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね。

ブーケの基礎知識
形・花の種類やウエディングドレスとの相性を紹介

どちらの衣装も着用する方法

和装も洋装もそれぞれの魅力があるため、なかなか選べないという方には、和装と洋装どちらも着用する方法もあります。
今回は、おすすめの方法を2つ紹介していきます。

お色直しで着用する

披露宴の途中でお色直しをすることで、和装と洋装のどちらの衣装も着用することができます。
この方法のメリットは、結婚式に参列しているゲストに、和装と洋装どちらも実際に見せることができるという点です。

対して注意点としては、色物を着用する場合は順序に気を付ける必要があるという点です。
日本の伝統的な花嫁衣装である白無垢には、「結婚した家の色に染まる」という意味が込められていると言われており、基本的には挙式で着用します。
そして挙式の後に、披露宴や食事会で色打掛などの色物の衣装に着替えることで「結婚した家の色に染まった」ことを表していると言われています。

お色直しの順番を表す画像 白無垢で三三九度を行う様子と 色打掛でケーキ入刀を行う様子

そのため白無垢の他に、色打掛やカラードレスなどの色のある衣装も着用したい場合は、先に白無垢を着用しておくのがおすすめです。

また、和装と洋装は、着用するのに掛かる時間に差があるため、和装と洋装のどちらも着用したい方は、着用する順番や着替えるタイミングも重要です。

下記の記事にて、両方の装いを着用する際の流れや注意点などを紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

白無垢もウエディングドレスも着用したい!両方着用する流れや注意点を紹介

前撮りで着用する

結婚式では着用しない衣装を前撮りや後撮りの衣装として選ぶ方法もおすすめです。

この方法のメリットとしては、結婚式では長い着替え時間が確保できない場合でも白無垢とウエディングドレスの両方を着用することができるという点です。

また、結婚式に参列しているゲストにはどちらかの衣装しか見せることができませんが、前撮りの写真を結婚式当日のウエルカムボードなどで使用することで、ゲストにどちらの衣装の姿も見せることができます。

参列者の和装と洋装

洋装の結婚式の様子 ウエディングドレスとタキシード姿の新郎新婦と バルーンシャワーを行う洋装の参列者

新郎新婦が洋装だから参列者も洋装でなければならない、というマナーはありません。

そのため、新郎新婦と同様に、結婚式の参列する立場の場合も、和装と洋装のどちらの装いで参列するかを好みに合わせて選ぶことができます。

和装で参列する場合

和装で参列する場合は、立場によってふさわしい着物の種類が変わります。

例えば、新郎新婦の母親は、背中、両胸、両袖に5つの家紋が入った「黒留袖」という着物を着用します。黒留袖はその名の通り黒い生地の着物で、裾の部分にのみおめでたい柄があしらわれた着物です。
また未婚の女性は、成人式でも馴染みのある「振袖」を着用して参列することもできます。

着物で結婚式に参列する際のマナーについては、下記の記事で紹介しているので、ぜひご覧くださいね。

結婚式の着物の選び方|参列者の間柄別に紹介を読む

洋装で参列する場合

洋装で参列する場合は、一般的にパーティードレスと呼ばれる、フォーマルなワンピースなどを着用します。
デザインは、露出が控えめなものが望ましく、色味は白や白に見えるような薄い色のものは避けるのが無難です。

洋装で結婚式に参列する際のマナーについては、下記の記事で紹介しているので、ぜひご覧くださいね。

5分でわかる結婚式のドレスマナー|コーデや小物のNGポイントとはの記事を読む

まとめ

和装と洋装の結婚式の大きな違いは、下記の通りです。

〇衣装の違い
和装:白無垢、色打掛、黒五つ紋付羽織袴 など
洋装:ウエディングドレス、カラードレス、タキシード など

〇挙式スタイルの違い
和装:花嫁行列や三三九度などを行う「神前式」などのスタイル
洋装:誓いのキスやフラワーシャワーなどを行う教会式や人前式などのスタイル

〇着用するのに掛かる時間の違い
和装:比較的長め
洋装:比較的短め

〇似合うブーケの違い
和装:ピンポンマムや菊などを使用したボールのブーケがおすすめ
洋装:ドレスの形や好きな雰囲気に合わせて選ぶのがおすすめ

また、どちらも着用したい場合は、お色直しや前撮りを活用してくださいね。

こだわりの詰まったお気に入りの装いで、思い出に残る素敵な時間を過ごしてくださいね。

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