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2024/05/31
きもの
結婚式の着物の選び方|参列者の間柄別に紹介

公開日

2023.11.14

更新日

2024.05.31

結婚式の着物の選び方
新郎新婦の間柄別で紹介

大切な人の結婚式にお呼ばれした際は、ぜひ着物で参列したいですよね。
結婚式に参列する際に着用する代表的な着物の種類は四種類あり、参列する際の立場や配偶者の有無、年齢などによってふさわしい装いが変わります。
この記事では、結婚式に参列する際の着物マナーや注意点を解説していきますので、結婚式に着物で参列する予定がある方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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着物の種類と選び方

まずは、結婚式にふさわしい着物の種類と、どのような立場の人がどの着物を選ぶのが良いかを解説していきます。
結婚式で着用する代表的な着物の種類は「黒留袖(くろとめそで)」「色留袖(いろとめそで)」「訪問着(ほうもんぎ)」「振袖(ふりそで)」の四種類あり、それぞれ新郎新婦との間柄や配偶者の有無などから選びます。

黒留袖、色留袖

黒留袖を着用している女性と色留袖を着用している女性のイラスト

留袖とは、下半身にのみ絵柄が入っている着物です。
中でも、黒留袖は地色が黒の留袖であり、四種類の中でもっとも格式が高い着物です。
また、色留袖は地色が黒以外の留袖であり、黒留袖に次いで格式が高い着物です。

留袖は家紋を入れる場合があり、家紋の数によって格式が変わります。
特に家紋が五箇所に入っている五つ紋(いつつもん)の黒留袖は既婚女性の第一礼装です。そのほかにも三つ紋や一つ紋があり、紋の数が多いほど格式が高いです。

五つ紋、三つ紋、一つ紋のそれぞれの位置と格式の高さの比較

【着用する人】
黒留袖:母親、祖母、既婚のおば、既婚の姉妹
色留袖:未婚のおば、未婚の姉妹、または既婚であっても若年層の場合         

※結婚式で留袖を着用する際のマナーに関しては、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

留袖選びのマナー
結婚式で着用する留袖の選び方の記事はこちら

訪問着

桃色の訪問着を着用している女性と黄色の訪問着を着用している女性のイラスト

訪問着とは、上半身にまで柄が連なっている着物であり、華やかな場で着用される準礼装です。
訪問着は結婚式以外にも、お宮参りや七五三、同窓会や演劇鑑賞などに行く際にも活躍します。

【着用する人】
既婚未婚に関わらず、すべての従姉妹、同僚、友人                   

振袖

薄浅葱色の振袖を着用している女性と水色の振袖を着用している女性のイラスト

振袖は未婚女性の正礼装であり、華やかな見た目が特徴です。
成人式で着用されることが多いですが、結婚式でも着用することができます。
また、振袖は袖の長さで種類がわかれており、袖が長いものから「大振袖(おおふりそで)」「中振袖(ちゅうふりそで)」「小振袖(こふりそで)」の三種類があり、参列者が着用する場合は中振袖を着用するのが一般的です。
また、成人式で着用されるのもこの中振袖です。

【着用する人】
未婚かつ二十代までの姉妹、従姉妹、同僚、友人                  

 

[間柄別]着物で結婚式に参列する際の注意点

結婚式にふさわしい四種類の着物と、それらを着用する立場の人を紹介しましたが、ここからは結婚式に着物で参列する際の、それぞれの立場での注意点をくわしく解説していきます。

母親の場合

五つ紋の黒留袖のイラスト

新郎新婦の母親は、参列者をおもてなしする立場なので、最も高い格式の黒留袖を着用しておもてなしをするという意味合いがあります。
そのため、背中の中央と背中側の両袖、前面の両胸に家紋が入った、既婚女性の第一礼装である五つ紋の黒留袖を選ぶと良いですね。

また、鶴や亀、松竹梅や鳳凰などのおめでたい柄を選ぶのがおすすめです。

祖母の場合

五つ紋の黒留袖のイラスト

祖母も母親と同様に、最も格式の高い五つ紋の黒留袖を着用します。

但し、柄は母親よりもすっきりとした控えめなものがおすすめです。
裾の方に落ち着いた色味の柄が入っているものを選ぶと、上品さを演出してくれます。

伯母、叔母の場合

五つ紋の黒留袖と色留袖のイラスト

おばは、配偶者の有無によってふさわしい着物が変わります。
未婚の場合は、色留袖がおすすめです。
既婚の場合は、黒留袖がおすすめですが、年齢が若い方や明るい色の着物が着用したい方は色留袖を着用しても構いません。

紋の数は、五つ紋が基本ですが、近年では三つ紋(みつもん)や一つ紋(ひとつもん)を選ぶ方が多い傾向にあります。
また、新郎新婦の母親と同じ五つ紋を着用するときは控えめな柄を選ぶのがおすすめです。

姉妹の場合

五つ紋の黒留袖と色留袖のイラスト

姉妹は、おばと同様に配偶者の有無によってふさわしい着物が変わります。
未婚の場合は色留袖、既婚の場合は黒留袖ですが、年齢が若い場合は配偶者の有無に関わらず色留袖で良いでしょう。
紋の数もおばと同様に五つ紋が基本ですが、三つ紋や一つ紋でも構いません。

また、二十代以下の若い未婚の方は振袖を着用する場合もあります。

従姉妹(いとこ)の場合

訪問着と振袖のイラスト

従姉妹は、新郎新婦と血縁が遠いため、留袖ではなく訪問着を着るのが一般的です。
訪問着は紋が無いもので構いません。

また、姉妹と同じく二十代以下の若い未婚の方は振袖を着用しても構いません。

仲人夫人、主賓の場合

三つ紋の黒留袖と色留袖のイラスト

仲人夫人は、黒留袖を着用します。
紋の数は、親族よりも格上にならないよう五つ紋は避け、三つ紋や一つ紋を選ぶと良いですね。

但し、新郎新婦の母親が黒留袖を着用していない場合は色留袖や洋装にするのがおすすめです。

また、親族以外の人が留袖を着用していると、親族と間違えられる場合があるため、避けた方が良いという考え方もあるようです。
いずれにしても新郎新婦に相談し、決定すると安心です。

同僚・友人の場合

訪問着と振袖のイラスト

同僚や友人は、基本的には訪問着が良いでしょう。
紋は無くて構いません。

また、二十代以下の未婚の方は振袖を着用するのも良いですね。
振袖は未婚女性の第一礼装ですので、結婚式にもふさわしい装いです。

まとめ

結婚式に参列する際の着物は、新郎新婦との間柄、配偶者の有無、年齢なども考慮して選ぶことが大切です。

また、結婚式で着物を着用した後は、クリーニングをしてから保管するのがおすすめです。
着物のクリーニングについては、こちらの記事を参考にしてくださいね。

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