2024/11/01
ドレス
ブーケの基礎知識|形・花の種類やウエディングドレスとの相性を紹介

結婚式やフォトウエディングで使用するブーケ選びは、ウエディングドレス選びと同じくらい大切ですよね。
しかし、ブーケはブーケ自体の形も使用する花も種類が多いため、選ぶのが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ブーケのスタイルごとに相性の良いウエディングドレスのライン(シルエット)の紹介や、ブーケに使用される花材や花の種類など、ブーケに関する基礎知識について紹介していきます。
記事を読んで、理想のブーケのイメージを見つけてくださいね。
ブーケのスタイルとウエディングドレスの相性
束ね方のスタイルによって、様々な種類に分類されるブーケ。
今回はその中でも代表的なスタイルを6種類紹介していきます。
また、ウエディングドレスのライン(シルエット)との相性についても紹介していきます。
すでに着用するウエディングドレスが決まっている方は、ぜひウエディングドレスとブーケの相性にも注目してみてくださいね。
ウエディングドレスのライン(シルエット)については、下記の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

クラッチ

昨今、最も人気があるスタイルとも言われているクラッチは、摘んだ花をそのまま束ねたような自然なスタイルのブーケです。
茎の部分をラフに持つことができるクラッチは、抜け感が出て、こなれた印象になるため、あらゆるドレスとの相性が良いです。
ラウンド

ラウンドは、花を丸く密集させたスタイルのブーケです。
コロンと可愛らしい印象になるため、プリンセスラインやベルラインなどの可愛らしい印象のウエディングドレスとの相性が良いです。
ウエディングドレスのボリュームに合わせて、ブーケのボリュームを調整することで、よりまとまりが良くなります。
キャスケード

キャスケードは、「小さな滝」という意味のある言葉で、その名の通り逆三角形の流れるようなスタイルが特徴的なブーケです。
優雅で格式高い印象になるため、クラシックなAラインのウエディングドレスや、プリンセス風のウエディングドレスとも相性が良いです。
上品さがあるため、教会式の挙式との相性も良いと言われています。
オーバル

オーバルは、花を逆さまのしずくの様な楕円形にまとめたスタイルのブーケです。
程よい可愛らしさとエレガントさがあるため、Aラインなどの可愛らしくも大人っぽい雰囲気のウエディングドレスや、ブーケの縦幅を活かせるスレンダーラインのウエディングドレスとの相性が良いです。
リース

リースは、花や葉、枝などを編み込んで輪にしたブーケです。
途切れずに繋がっている形が「永遠」を意味するとも言われているため、結婚式との相性が良いスタイルのブーケです。
可愛らしい印象のブーケなので、プリンセスラインやベルラインなどのプリンセスのようなイメージのウエディングドレスとの相性がとても良いです。
ボール

ボールは、その名の通りボールのように真ん丸なブーケのことです。
ブーケから持ち手となる紐が出ており、ぶら下げるようにして持ちます。
丸く可愛らしい印象のブーケなため、ドレスも可愛らしい印象のAラインやプリンセスライン、ベルラインとの相性が良いです。
また、ウエディングドレスに合わせるだけでなく、持ち手の紐や使用する花を和風にすることで、和装にも合わせることができます。
ブーケに使用される花材

ブーケに使用される花材は、生花だけではありません。
人気な花材のそれぞれの特徴や利点を紹介していきますので、自分に合った花材を選んでくださいね。
生花
王道の花材といえば「生花」です。
絶妙な咲き加減や香りも楽しめる生花は、ブーケにした時もみずみずしくフレッシュな印象になります。
ウエディングドレスを着る、その日のためだけに用意された生花のブーケは特別感がありますよね。
ドライフラワー
生花を乾燥させたドライフラワーもブーケの花材として人気になりつつあります。
ドライフラワーは、色味は生花よりもくすみ感があり質感もマットなため、大人可愛い雰囲気が魅力です。
生花に比べて日持ちするので、日取りによっては、前撮りと結婚式当日に同じブーケを使うことができるのも魅力ですね。
アーティフィシャルフラワー(造花)
コットンやポリエステルなどの素材を加工して作られる精巧な造花はアーティフィシャルフラワーと呼ばれ、中には生花と見間違えるほど精巧なものもあります。
アーティフィシャルフラワーの利点は、季節に左右されず好きな花を使用できる点や、生花には存在しない色の花を使用できる点です。
また、使用後はそのままの状態で保存できるのも、人気な理由の一つです。
ブーケに人気な花の種類
ブーケに使用される花にはどのような種類があるのでしょうか。
ブーケに使用されることの多い人気な花を、入手できる季節や花言葉と共に紹介していきます。見た目だけでなく意味にもこだわることで、よりお気に入りのブーケになりますね。
バラ

季節:オールシーズン
花言葉;美、愛情
バラは、華やかな美しさからウエディングのブーケにも人気な花です。
また、衣装や会場の雰囲気に合わせて幅広い色から選ぶことができる点も人気な理由の1つです。
ガーベラ

季節:オールシーズン
花言葉;希望、常に前進
ガーベラは、赤やピンク、オレンジや黄色、白、緑、紫などカラーバリエーションが豊富なため、様々なテイストのブーケによく合います。
使い方によっては、カジュアルな雰囲気にもスタイリッシュな雰囲気にも対応できる万能な花です。
カラー

季節:オールシーズン(旬は春・秋)
花言葉;華麗なる美、乙女のしとやかさ、清浄
カラーは、直線的な長い茎に巻き込んだ花びらが特徴的な花で、洗礼された印象のブーケに使用されることが多いです。
中でも、白のカラーのみを使用したブーケは、清楚で大人っぽい印象になります。
胡蝶蘭(コチョウラン)

季節:オールシーズン
花言葉;幸福が飛んでくる
蝶のような形の花が特徴的な胡蝶蘭は、お祝いのシーンで選ばれることの多い、華やかな花です。
様々な色がある胡蝶蘭ですが、中でも白の胡蝶蘭は見た目の可愛らしさや、「純粋」「清純」などの花言葉から、ウエディングのブーケに使用する定番の花になっています。
カスミソウ

季節:オールシーズン(旬は夏)
花言葉;清らかな心、無邪気、幸福
小さな白い花が霞のように咲くカスミソウは、ブーケの主役にするとふんわりとした印象になる可愛い花です。
また、最近は様々な色で染めた色のあるカスミソウも人気です。
ウエディングの季節別おすすめのブーケ
どのようなブーケにするか迷った際は、結婚式やフォトウエディングをする季節に合わせたブーケにするのはいかがでしょうか。
季節らしさを意識したブーケにすることで、その日の気候までも大切な思い出になるかもしれませんね。
春の結婚式

様々な花が開花の季節を迎える春は、黄色やピンクなどの明るい色味を中心とした可愛らしい印象のブーケがおすすめです。
また、淡い色の花でまとめたパステルカラーのブーケも、春の結婚式との相性が良いですね。
春のブーケでおすすめの花は、チューリップです。チューリップは形も可愛らしく明るいカラーが多いため、ブーケを春らしい可愛らしい印象にしてくれます。
夏の結婚式

夏は、はっきりとした色のお花を集めたトロピカルな印象のブーケや、涼しげな白や青系でまとめたブーケ、ビタミンカラーのブーケがおすすめです。
また、カスミソウを中心とした柔らかな印象のブーケも夏の結婚式との相性が良いです。
夏のブーケでおすすめの花は、ひまわりです。ひまわりをブーケの主役にすることで明るい印象になり、夏の結婚式らしさも際立ちます。
秋の結婚式

秋は、くすみカラーのおしゃれな印象のブーケがおすすめです。
ワインレッドやテラコッタ、くすみピンクなどの色味を中心とした花を選ぶことで、秋のイメージに合ったブーケにすることができます。
秋のブーケにおすすめの花は、コスモスです。中でも深みのある色のコスモスを入れることで、シックな雰囲気のブーケにまとまります。
また、花だけでなく木の実を追加すると、秋らしい雰囲気が出るためおすすめです。
冬の結婚式

冬の中でも特にクリスマスシーズンは、スモーキーな緑や、白、赤などを中心としたブーケがおすすめです。
また、ボルドーで統一されたブーケも洗練された雰囲気になるため、冬の雰囲気と相性が良いです。
冬のブーケにおすすめの花は、ポインセチアです。ポインセチアの赤い葉は、純白のウエディングドレスとの相性も良く、冬のムードを引き立てます。
ブーケもウエディングドレスも綺麗に残そう
結婚式やフォトウエディングで使用した思い出のブーケやウエディングドレスは、綺麗な状態で残しておきたいですよね。
最後に、ブーケやウエディングドレスを長期間残すことができる方法を紹介していきます。
加工を施してブーケを長期保存

ブーケに使用した花をそのまま枯らしてしまわずに綺麗な状態で残したい場合は、アフターブーケとして、使用したブーケを長期的に残すことができる加工を施すのがおすすめです。
代表的な加工には、花を花びらや葉に分けてプレスする「押し花」や、風通しの良い日陰や、シリカゲルという乾燥材で乾燥させて作る「ドライフラワー」、専用の溶液で花の色と水分を抜き、保存液と染料を吸わせて乾燥させる「ブリザードフラワー」などの加工方法があります。
どの方法も失敗してしまうと元に戻らないため、プロに依頼するのが安心です。
ウエディングドレスは真空パック加工で長期保存

ブーケと同様に、ウエディングドレスも綺麗な状態で長期保管することができます。
着用後のウエディングドレスは、クリーニングをしたあとに、真空パック加工をすることで、ドレスをカビや変色、虫食いなどの被害から守り、綺麗な状態で長期保管することができます。
まとめ
ブーケは、スタイルや選ぶ花、花の色合いの組み合わせによって印象が大きく変わります。
ウエディングドレスとの相性や花に込められた意味、季節に合わせた色味など、こだわるポイントは様々ですので、好きを詰め込んだお気に入りのブーケにしてくださいね。
また、こだわって選んだお気に入りのブーケやウエディングドレスを綺麗な状態で残したい方は、プロに依頼して加工するのがおすすめです。
お気に入りのウエディングドレスに身を包み、好きを詰め込んだブーケを持つ、そんな幸せな時間を過ごしてくださいね。

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