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2024/05/31
きもの
着物の黄ばみについて|原因・対策・落とし方

公開日

2023.12.21

更新日

2024.05.31

黄ばみの原因と対策
―着物が黄ばむ四つの原因―

古い着物や長期間保管している着物に発生しやすい黄ばみ。お気に入りの着物は黄ばませたくないですよね。では、どのようなことに気を付ければ、黄ばみの発生を予防することができるのでしょうか。
この記事では、着物が黄ばむ原因を解説していくとともに、すぐに始められる黄ばみ対策を紹介していきます。
大切な着物をいつまでも大切に楽しむためにもぜひ参考にしてくださいね。

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着物が黄ばむ四つの原因

着物を黄ばませる四つの原因「汗の成分」「カビの成分」「汚れ残り」「素材の特性」

着物に黄ばみを発生させる代表的な原因を四つ紹介していきます。
原因を知り、より効果的な対策をしましょう。

汗の成分

着物に黄ばみを発生させる原因の中でも特に注意したいのが、着用時に付着した汗です。着物に付着してすぐの汗は無色透明に近いですが、時間が経つと繊維の奥で徐々に酸化していき、数年かけて着物の生地を黄ばませていきます。
そのため、付着していても気付かずにそのまま保管してしまい、数年後取り出すと黄ばみが発生していたという事例も少なくありません。

汗が原因の黄ばみは、脇や背中、帯を巻く胴回りなどの汗をかきやすい場所にみられることが多いです。

カビの成分

着物は湿気に弱いため、保管方法やお手入れの頻度によっては、カビが生えてしまうことがあります。そのカビも着物を黄ばませる原因の一つです。

軽く払うと、簡単に落ちたように見える白カビなども、カビの根が着物の繊維の奥に残るため、その残ったカビの成分によって黄ばみが発生してしまいます。

斑点の様な黄ばみが点々と発生している場合やカビ臭いニオイがする場合は、カビが原因の黄ばみである可能性が高いです。

汚れの放置

着物が汚れたまま放置していても、黄ばみが発生することがあります。
飲み物や化粧品、皮脂などの汚れは、着物を黄ばませる原因になります。

一見汚れていない着物でも、目に見えにくい汚れが年月と共に黄ばみとなって現れる場合もあるため、注意が必要です。

素材の特性

正絹(シルク)の着物は、その素材の性質上黄ばみが発生する場合があります。
天然素材である正絹は元々クリーム色をしており、着物にする際に白色に加工しています。
そのため、年月と共に元の色が出てくることで、黄ばみのように見える場合があります。

素材が原因の場合は、生地全体が黄ばんでいきます。部分的に黄ばみが発生している場合は、原因が他にある可能性が高いです。

 

着物を黄ばませないための対策

では、着物を黄ばませないためにはどのような対策が有効的なのでしょうか。
黄ばみを発生させないために心がけておきたい対策をいくつか紹介していきます。

着用後の汚れは早めにクリーニングへ

着物は着用中に様々な汚れが付着するため、着用後は早めにクリーニングでメンテナンスを行ってもらうのがおすすめです。

着物ごとに状態を確認し、最適なメンテナンスをしているクリーニング店を利用すると、より安心して任せることができます。

着物クリーニングのディアハート

ドレス・着物・衣装クリーニングのディアハートでは、年間七万枚以上という豊富な経験を活かしたクリーニングを行っています。
経験豊富な技術者が幅広い知識をもとに着物を一点ずつ検品していき、着物ごとに最適なメンテナンスを行っているため、着物への負荷が少なく、より長く着物を楽しんでいただくことができます。

個人のお客様は、宅配クリーニングのキレイナをご利用ください。
法人のお客様は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

汗の成分を取り除くことが大切

着用中に様々な汚れが付着する着物ですが、中でも汗による汚れは特にしっかりと取り除くことが大切です。

水を使用しないドライクリーニングを利用する場合は、汗の成分が落ちにくいため、汗抜きなどのオプションを利用するのがおすすめです。

すぐにクリーニングに出せない時は乾燥させておく

着用後はすぐにクリーニングに出すのが望ましいですが、予定などの都合でクリーニングに出すのが数日後になってしまう場合は、しっかりと乾燥させておくことが大切です。

着用後の着物を乾燥させる際は、直射日光や蛍光灯の光などの紫外線を避けた、風通しの良い場所で半日~二日ほどしっかりと干すのがおすすめです。

着用していない期間は「虫干し」で湿気を逃がす

しばらく着用せずに保管している着物は、定期的な虫干しを行うのがおすすめです。
虫干しは、収納していた着物を取り出し、干すことで湿気を取り除きカビの発生を防ぐ効果がある着物のお手入れ方法の一つです。
また、着物に黄ばみなどのトラブルが発生していないかを定期的に確認をする目的もあります。
詳しい虫干しの方法については、下記の記事を参考にしてくださいね。

着物を綺麗に保つ「虫干し」とは?
方法や注意点をわかりやすく解説

 

黄ばみが発生してしまった際の落とし方

気を付けていても、保管している環境などによっては、黄ばみが発生してしまうこともあります。
すでに黄ばみが発生している場合にはどのように対処するのが良いのでしょうか。

着物クリーニングの専門店へ相談する

黄ばみが発生している場合はクリーニング店へ相談するのがおすすめです。
しかし、一般衣類のクリーニング店では着物を取り扱っていない場合もあるため、着物クリーニングの専門店へ相談するのが安心です。

お困りの際はご相談ください

黄ばみやカビなど、着物にトラブルが発生していた際は、ぜひドレス・着物・衣装クリーニングのディアハートにご相談ください。
ディアハートでは、着物に対して幅広い知識を持つ技術者が多数在籍しており、着物ごとに最適なメンテナンスを行うことができます。
黄ばみなど、着物についてお困りの際はぜひご相談くださいね。

個人のお客様は、宅配クリーニングのキレイナをご利用ください。
法人のお客様は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

まとめ

着物を黄ばませる代表的な原因は、

・汗の成分
・カビの成分
・汚れ残り
・素材の特性

の四つです。

着用後は、しっかりとクリーニングやメンテナンスをしてから収納し、汗やカビ、汚れ残りによる黄ばみから着物を守りましょう。

着物のクリーニングについては、下記の記事で詳しく紹介しているので参考にしてくださいね。

着物クリーニング
綺麗を綺麗に保つ上手なクリーニングの使い方

着物クリーニングのディアハート

年間七万枚以上の着物を取り扱うドレス・きもの・衣装クリーニングのディアハートは、豊富な知識と高い技術力を活かしてあらゆる着物のクリーニングやメンテナンスを行っています。

法人のお客様は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
個人のお客様は、宅配クリーニングのキレイナをご利用ください。

【会社情報】
ドレス・きもの・衣装クリーニング
株式会社ディアハート
兵庫県伊丹市森本3丁目206番の1