2024/05/31
きもの
着物のたたみ方|はじめてでもわかる簡単解説【写真付き】
2023.11.22
2024.05.31
着物を収納する際は、正しい方法でたたんでおくと目立つシワや型崩れを防ぐことができます。この記事では、着物の基本的なたたみ方である「本だたみ」について、写真付きで分かりやすく紹介していきます。
正しいたたみ方を知り、着物を綺麗に保管しましょう。
着物をたたむ前に
着物を着用した後は、汚れを落とし清潔な状態にすることが大切なため、たたむ前にクリーニングに出すのがおすすめです。
着物のクリーニングについては、こちらの記事にて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
着物クリーニングのディアハート
ドレス・着物・衣装クリーニングを行うディアハートでは、年間七万四千枚の着物をクリーニングしており、豊富な知識と技術力を活かした高品質なサービスを提供しています。
個人のお客様は、宅配クリーニングのキレイナをご利用ください。
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着物のたたみ方「本だたみ」
この記事で紹介する着物のたたみ方は「本だたみ」と言い、着物だけでなく浴衣などにも活用できる、万能なたたみ方です。
男性用の着物にも、女性用の着物にも活用できる、最も基本的なたたみ方ですので覚えておくととても便利です。
手順① 準備
床の汚れやほこりなどが付着しないよう、シートなどを敷いてから行うのがおすすめです。着物はたたみやすいよう、自分から見て左側に襟が、右側に裾が来るように広げた状態で置きます。
手順② 脇の縫い目に沿って折る
脇の縫い目(黄ライン)に沿って手前側を折ります。
※手順⑤まで、首元の襟の折れ方は気にしなくて構いません。
手順③ 縫い目に沿って折り返す
手順②で折った場所を、黄ラインの縫い目に沿って折り返します。
手順④ 奥側の襟先を手前の襟先に合わせる
奥から手前に持ってくるように襟先同士(黄丸)を重ねるように折ります。
この時、裾のラインを揃えることが大切です。
手順⑤ 奥側の脇の縫い目を手前側に合わせて折る
手順④によって表に出てきた脇の縫い目(黄ライン)を手前の脇の縫い目(黄ライン)と合わせるように折ります。
手順⑥ 首周辺の襟を整える
ここまで畳むことができたら襟を整えていきます。
まず、襟を左右対称の台形のような形(黄部)になるよう潰すように折ります。
その後、黄ライン同士を合わせるように奥から手前に折り形を整えます。
手順⑦ 袖を重ねる
奥側の袖(黄ライン)を、手前の袖(黄ライン)と重ねます。
手順⑧ 上側の袖を折り返す
手順⑦で重ねた上側の袖だけを黄ラインの縫い目に沿って折り返します。
手順⑨ 裾が首側に来るよう半分に折る
裾(黄ライン)を肩(黄ライン)に揃えるよう半分に折ります。
完成サイズを小さくしたい場合は、三つ折りにしても構いません。
手順⑩ 持ち上げるように手前側の袖を折る
写真の黄丸の位置を青丸のように掴み、持ち上げるようにして手前の袖を裏側に折りたたみます。
手順⑪ 元の位置に戻して完成
持ち上げた着物を元の位置に直して、着物の「本だたみ」は完成です。
[最後に]たとう紙に包む
たたんだ状態でたとう紙の上に置き、サイズが合わない場合は、手順⑨の折り幅を調整するか、三つ折りなどにしてくださいね。
たとう紙のサイズに調整出来たら、たとう紙で着物を包み、収納します。
着物をたたんだ後は
着物をたたんだ後は、桐箪笥(きりたんす)、もしくは桐材でできた収納ケースで保管するのがおすすめです。
着物の保管方法については、こちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
まとめ
着物は正しくたたむことで、次に着る時も美しい状態で着ることができます。
この記事で紹介した本だたみは、着物以外にも浴衣や振袖などにも利用できるため、覚えておくと便利ですね。
どうしても自分で上手くたためない場合は、クリーニングなどを活用してプロに任せるのもおすすめです。
着物を正しくたたみ、いつも美しい状態で楽しみましょう。
着物クリーニングのディアハート
年間七万枚以上の着物を取り扱うドレス・きもの・衣装クリーニングのディアハートは、豊富な知識と高い技術力を活かしてあらゆる着物のクリーニングやメンテナンスを行っています。
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【会社情報】
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株式会社ディアハート
兵庫県伊丹市森本3丁目206番の1