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2024/05/31
きもの
着物のカビの取り方|カビが発生した時の注意点とカビの予防法

公開日

2024.01.30

更新日

2024.05.31

着物に発生したカビの対処法

着物は保管している環境やお手入れ方法によっては、カビが発生しやすくなります。
数年、または数十年ぶりに着物を取り出してみると、全体にカビが発生していたという事例もめずらしくありません。
では、大切な着物にカビが発生してしまったらどのように対処すればよいのでしょうか。
この記事では、すでに発生してしまった着物のカビの取り方から、着物にカビを発生させないために気をつけるべきことまで詳しく紹介していきます。
大切な着物を守るためにもぜひ参考にしてくださいね。

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個人のお客様向け宅配クリーニングのキレイナはこちら→

 

着物に発生したカビを見つけた際の注意点

カビを吸い込まないようにするためのマスク

着物にカビが発生しているのを見つけた際は、吸い込まないようにマスクをして、直接手で触らないようにするかゴム手袋などを付けて取り扱ってくださいね。

また、白カビなどは軽くはたくだけで落ちたように見えますが、目に見えない繊維の奥までカビの根が到達していることが多いため、見える範囲のカビが落ちても、そのまま放置してしまうとカビの再発だけでなく、黄ばみや変色を引き起こすこともあるため注意が必要です。

着物に発生したカビの取り方

生地に発生したカビ

着物にカビが発生した場合は、応急処置ではなくしっかりと取り除くことが大切です。
カビによる被害を最小限に抑えるためにも、早急に対応してくださいね。

他の着物や小物にもカビが生えていないか確認する

カビが発生しているということは、湿度や温度などの保管環境などに問題がある場合が多く、一緒に保管していた他の着物や小物にもカビが発生している可能性が高いです。

そのため、一緒に保管している着物や小物も隅々まで確認しておくのがおすすめです。

触らずクリーニング店に相談する

カビが発生していた場合は、クリーニングでしっかりとカビを取り除くのがおすすめです。

カビが発生した着物をクリーニングに出す際は、できるだけ着物やカビに触らないよう、たとう紙(文庫紙)などの紙で包まれている場合はそのままの状態でクリーニング店へ持って行きましょう。

また、一般のクリーニング店では着物のクリーニングを取り扱っていない場合もあるため、着物専門のクリーニング店へ依頼するのがおすすめです。

着物クリーニングのディアハート

着物クリーニングのディアハートでは、年間七万枚を超える着物をクリーニングしており、その豊富な実績から得た幅広い知識を活かした高品質なクリーニングを行っています。
着物にカビが発生した場合や、黄ばみや変色が発生した場合など、お困りの際はぜひご相談くださいね。

法人のお客様は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
個人のお客様は、宅配クリーニングのキレイナをご利用ください。

着物にカビが発生しやすい理由

温湿度計

着物にカビが発生しやすい理由は、日本の気候と着物の生地にあります。
カビは、六十%以上の湿度と五~三十五度の気温で発生しやすくなるため、日本はまさにカビが発生しやすい環境です。
また、着物の生地は絹を使用していることが多く、タンパク質を多く含んでいるため、よりカビが発生しやすいです。

 

着物にカビを発生させないための予防法

着物の保管

では、どのようなことに気を付けて着物を取り扱えば、着物をカビから守ることができるのでしょうか。
[着用後][保管場所][お手入れ]の三つに分けて紹介していきます。

[着用後]クリーニングで汚れを取り除く

着物は着用すると、冬でも汗や皮脂、食べこぼしなどの汚れが付着するため、その汚れや湿気からカビが発生することがあります。
そのため、着用後はクリーニングで汚れをしっかりと落とすことが大切です。

また、着用後すぐにクリーニングに出せない場合は、着物についた湿気を乾燥させておくとカビの発生を抑制することができます。
乾燥させる際は、風通しの良い日陰で陰干しをしておくのがおすすめです。

[保管場所]桐製の箪笥や収納ケースがおすすめ

着物を保管する際は、桐箪笥や桐製の収納ケースでの保管がおすすめです。
桐には、湿気で伸縮し湿度を一定に保つ「除湿効果」があり、プラスチックなどの素材でできたケースで保管するよりも、カビの発生を抑制することができます。

また着物を保管する際は、たとう紙(文庫紙)と呼ばれる着物専用の包み紙で包んだ状態で保管するのがおすすめです。
たとう紙(文庫紙)は、着物を湿気や摩擦から守る効果があるため、着物を綺麗に保管するためにもぜひ準備してくださいね。

[お手入れ]定期的な虫干しが大切

着物を保管する際は、年に3回ほど「虫干し」と呼ばれるお手入れを行うのがおすすめです。
虫干しは、保管中に付いた湿気や虫を追い払い、着物をカビや変色、虫食いなどのトラブルから守るために行います。
また虫干しをする際は、着物を広げた状態で干すため、カビやニオイ、変色などが発生していた場合に早期発見ができる良い機会になります。

虫干しの詳しい方法や効果については、下記の記事を参考にしてくださいね。

着物を綺麗に保つ「虫干し」とは? 方法や注意点をわかりやすく解説

まとめ

着物にカビが発生しているのを見つけたら必ずマスクを付けてから、一緒に保管している着物や小物にもカビが発生していないかを確認してくださいね。
カビが発生している着物や小物は、カビ部分に触らないよう注意しながらクリーニング店へ持って行くのがおすすめです。

着物のカビにお困りの際はぜひ着物クリーニングのディアハートにご相談くださいね。

法人のお客様は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
個人のお客様は、宅配クリーニングのキレイナをご利用ください。

また、着物にカビを発生させないためには、着用後のクリーニングや、湿気が溜まらない保管環境、定期的な虫干しが大切です。

大切な着物をカビから守り、いつまでも美しい状態で楽しみましょう。

 

着物クリーニングのディアハート

年間七万枚以上の着物を取り扱うドレス・きもの・衣装クリーニングのディアハートは、豊富な知識と高い技術力を活かしてあらゆる着物のクリーニングやメンテナンスを行っています。

法人のお客様は、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
個人のお客様は、宅配クリーニングのキレイナをご利用ください。

【会社情報】
ドレス・きもの・衣装クリーニング
株式会社ディアハート
兵庫県伊丹市森本3丁目206番の1