2024/10/31
ドレス
ウエディングドレスクリーニング完全ガイド
2023.04.26
2024.10.31
「ウエディングドレスってクリーニングする必要があるの?」
そう思う方も多いかと思いますが、一度でも着用したウエディングドレスは、黄ばみなどのトラブルを発生させないために、クリーニングをしておくのがおすすめです。
この記事では、ウエディングドレスをクリーニングに出す最適なタイミングや、クリーニング店選びのコツなど、ウエディングドレスのクリーニングに関するノウハウを紹介していきます。
ウエディングドレスのクリーニングが必要な理由
ウエディングドレスは、短時間しか着用していない場合や涼しい季節に着用した場合でも、汗や皮脂などの汚れが想像以上に付着します。
付着した汚れをそのままにしてしまうと、カビや黄ばみ、生地の劣化や虫食いなどのトラブルの原因になることがあります。
そのため、ウエディングドレスを着用したあとは、クリーニングでしっかりと汚れを落としておくことが大切です。
クリーニングをすることで、ウエディングドレスを綺麗な状態で保管することができ、
・姉妹や将来のお子様に譲る
・ベビードレスや日用品にリメイクする
・買い取り店やフリマアプリで売る
・思い出と共に大切に保管する
など、着用後のウエディングドレスの使い道を広げることができます。
また、新品であっても「シワ」や「ニオイ」が気になる場合は、クリーニングで解決することができるため、着用前にもクリーニングをしておくのがおすすめです。
クリーニングの最適なタイミング
ウエディングドレスを綺麗な状態のまま保管しておきたい場合は、クリーニングに出すタイミングも重要です。
着用後はすぐに
ウエディングドレスをクリーニングに出すタイミングは、「着用後すぐ」がおすすめです。
ウエディングドレスに付着した汗や皮脂などの汚れをそのままにしておくと、黄ばみやシミ、虫食いや生地の劣化につながることがあります。
そのため、付着してすぐのタイミングでクリーニングを利用し、汚れをしっかりと落としておくことが大切です。
着用前にもクリーニングがおすすめ!
着用前にクリーニングをすることで、保管中にできた「シワ」や「型崩れ」、「ニオイ」などを綺麗にすることができ、気持ちよく着用することができます。
お店選びの3つのポイント
ウエディングドレスは特別な衣装だからこそ、クリーニング店選びが重要です。
また、ウエディングドレスのクリーニングには、専門的な知識や技術が必要なため、一般的なクリーニング店では対応していない場合もあるため注意が必要です。
では、どのような点に注意してお店を選ぶのがよいのでしょうか。
ポイント1.実績が豊富な専門店が安心
ウエディングドレスをクリーニングに出す際は、普段からスーツやコートなどのクリーニングで利用しているお店に出すよりも、ウエディングドレスのクリーニング実績が豊富な専門店に依頼するのがおすすめです。
そんなウエディングドレスクリーニングの専門店の中でも、特に技術力を売りにしているお店を選ぶことで、より高品質な仕上がりが期待できます。
ポイント2.サービス内容の違いに注意する
ウエディングドレスのクリーニングは、店によってサービス内容が大きく異なる場合があります。
例えば、ウエディングドレスだけでなく、ベールやグローブのクリーニングにも対応しているお店や、洗濯表示タグの内容や有無に関わらずクリーニングができるお店などもあるため、自分のニーズに合っているかしっかりと確認してから利用してくださいね。
ポイント3.おすすめは「宅配クリーニング」
ウエディングドレスのクリーニングは大きく分けて、
・ウエディングドレスを直接持ち込む店舗型
・自宅からウエディングドレスの発送や受け取りをする宅配クリーニング
の2種類がありますが、おすすめは「宅配クリーニング」です。
宅配クリーニングは、大きく破れやすいウエディングドレスを自分で運ぶ必要がないため、手間やリスクを減らすことができます。
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
料金や納期の目安
ウエディングドレスのクリーニングをする際の料金についての注意点や、クリーニングに掛かる納期の目安を紹介していくので、利用する際の参考にしてくださいね。
料金について
ウエディングドレスのクリーニングの料金は、ウエディングドレスのブランドや使用されている生地によって、個別の料金が設定されているお店もあるため、注文する前にしっかりと確認しておくのがおすすめです。
また、染み抜きや漂白などの特殊な処理が必要な場合などは、クリーニング料金にプラスで料金が発生する場合もあります。
納期の目安
ウエディングドレスのクリーニングに掛かる納期の目安は、1か月前後としているクリーニング店が多いですが、あくまで目安なため注意する必要があります。
特に、結婚式の多い春や秋などの時期は、返却までの期間が長くなることもあるため、ウエディングドレスのクリーニングを依頼する際は、期間に余裕をもつことが大切です。
どうしても早めに必要な場合などは、クリーニング店に対応可能か確認してみるのも良いですね。
クリーニングに出す際の注意点
クリーニングに出す際は、いくつかの点に注意することで、より仕上がりを綺麗にすることできます。
脱いだ後は吊るす
脱いだ後のウエディングドレスは、脱ぎっぱなしにせず、ハンガーに掛けて吊るしておくことが大切です。
床に丸めた状態で置いておいたり、鞄に入れたままにしたりしてしまうと、深いシワや型崩れ、装飾の破損などにも繋がってしまいます。
また、ウエディングドレスを吊るす際は、ハンガーを使用して余裕のある高さに吊るすことがポイントです。吊るしておく場所は、直射日光や蛍光灯の光が当たらない場所を選んでくださいね。
クリーニングメニューの内容を確認する
ウエディングドレスをクリーニングに出す際は、クリーニングメニューをしっかりと確認しておくことが大切です。
ベールやグローブもメニューに含まれるのか、染み抜きは追加料金が必要なのかなど、不明点がある場合は、クリーニング店に確認しておくと安心です。
クリーニング返却後は状態をチェック
クリーニングから返ってきたウエディングドレスは、汚れがしっかりと落ちているか、装飾や生地に破損などはないか、しっかりと隅々まで確認することが大切です。
問題が見つかった場合は、なるべくはやめにクリーニング店に問い合わせてくださいね。
※注意※
真空パック加工などを行っている場合は、ビニールを開けてしまうと効果が無くなってしまうため、袋の外から見える範囲で仕上がりを確認してくださいね。
保管時はビニールカバーを外す
クリーニングを終えたウエディングドレスには、クリーニング後に汚れが付着するのを防ぐためのビニールカバーが付けられている場合があります。
このビニールカバーを付けたままで保管してしまうと、湿気によりカビが発生しやすくなるため、自宅に持ち帰った後はすぐに取り外すことが大切です。
また、ビニールカバーを外した後は、摩擦や虫食いを防ぐため、不織布などの風通しの良いカバーを付けた状態で保管するのがおすすめです。
保管中のお手入れ
ウエディングドレスを綺麗な状態で保管するには、クリーニングだけでなく保管場所に注意して、保管中のお手入れもしっかりと行うことが大切です。
保管場所選びのポイント
ウエディングドレスは、日光が直接当たらず、湿気が溜まりにくい場所で保管するのがおすすめです。
直射日光や蛍光灯の光などが長時間当たると、生地の変色や劣化に繋がるため、特に注意してくださいね。
また、クローゼットなどで保管する際は、他の衣類との間に隙間をあけると湿気が溜まりにくくなります。
ウエディングドレスの保管方法については、下記の記事でも紹介しているので参考にしてみてくださいね。
定期的に陰干しをする
長期間保管しているウエディングドレスは、定期的に陰干しを行うのがおすすめです。
特に季節の変わり目や梅雨の終わり頃などは湿気が溜まりやすいため、しっかりと乾燥させることが大切です。
ウエディングドレスの陰干しを行う際は、直射日光の当たらない風通しの良い場所で行ってくださいね。
おすすめのオプション
ウエディングドレスのクリーニングには、お店ごとに様々なオプションがあります。
今回は、そんなオプションの中でおすすめなものを2つ紹介していきます。
※オプションの利用を希望する場合は、事前に取扱いがあるかクリーニング店に確認してくださいね。
真空パック加工
ウエディングドレスを長期間保管したい方におすすめなのが、「真空パック加工」のオプションです。
ウエディングドレスの真空パック加工は大きく分けて、
・空気を抜いて真空にする方法
・酸素を無くし窒素で充たす方法
の2種類がありますが、どちらの方法も酸素が入らないため、酸化による黄ばみが発生しないという利点や、密封されていることにより虫食いやカビが発生しないという利点があります。
また、クリーニング後のウエディングドレスに真空パック加工をすることで、大きなウエディングドレスもコンパクトに収納することができます。
修理・アレンジ
保管する前に破れやほつれを修理しておきたい場合はもちろんのこと、着用する前にもおすすめなのが、「修理」や「アレンジ」のオプションです。
長年保管していたウエディングドレスや中古のウエディングドレスは、経年劣化や紫外線の影響により装飾の変色が起きている場合が多いです。
装飾の変色はクリーニングでは元に戻すことができないため、付け替えなどの修理を検討する必要があります。
より綺麗な状態で着用するためにも、長年保管していたウエディングドレスや中古のウエディングドレスを着用する前にクリーニングに出す際は、付けておきたいオプションですね。
また、ウエディングドレスをより自分好みにアレンジできるオプションを取り扱っているクリーニング店もあります。
スカートの丈やトレーンの長さをアレンジしたり、胸元をハートカットのデザインに変更したり、既存のデザインに少しのアレンジを加えることで、より自分らしく着こなすことができます。
ドレスのアレンジを検討なさっている方は、ぜひ下記の記事も参考にしてくださいね。
まとめ
着用後のウエディングドレスは、クリーニングを利用することで、綺麗な状態のまま保管することができます。
ウエディングドレスクリーニングのポイントは、
・タイミングは「着用後すぐ」
・お店選びは「実績」で選ぶ
・クリーニング後は「保管場所」に注意する
です。
クリーニングを上手に活用して、見るたびに思い出が蘇るような綺麗な状態を保ちましょう。
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「ニオイも落としたい」「修理も頼みたい」などの様々なご要望へ柔軟に対応しており、ウエディングドレスのメンテナンスを1社で完結させることも可能です。
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