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2024/04/16
ドレス
ウエディングドレスに使用される生地の種類と特徴を紹介

様々な生地のウエディングドレスが並んでいる様子

ウエディングドレスはデザインやシルエットだけでなく、使用されている素材や生地によっても雰囲気や印象が大きく変わります。同じシルエットでも、光沢のあるサテン生地を使用したウエディングドレスは上品な印象を与え、軽やかに広がるチュール生地を使用したウエディングドレスは、可愛らしく華やかな印象になります。
この記事では、代表的な8種類の生地の特徴を詳しく紹介していきます。

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シルク(絹)

シルク(絹)生地と繭

シルクは蚕の繭から作られる天然の繊維で、優雅で上品な光沢と滑らかな触り心地が特徴の生地です。
夏には涼しく、冬には暖かいという快適な着心地も魅力の一つで、シルクの光沢はドレスに上品さと贅沢さをもたらし、特別な日の装いを際立たせます。

幅広いデザインのドレスに映える

シルク生地を使用したウエディングドレスを着用している花嫁

シルクは柔軟性があるため、流れるような美しいデザインのウエディングドレスに適しています。
特に、体のラインを綺麗に魅せるマーメイドラインのウエディングドレスや、柔らかに広がるシルエットが特徴のAラインのウエディングドレスに使用することで、シルク特有の光沢が動きに合わせて様々な表情を見せ、着用する方をより一層魅力的に演出します。

 

レース

レース生地

レースはウエディングドレスにおいて欠かせない生地で、繊細な透かし模様が特徴の生地です。
ロマンティックな雰囲気を持つレースは、ウエディングドレスに豪華さと可憐さをもたらします。透け感のあるレースは、光の加減によって様々な表情を見ることができるため、ドレスのデザインに深みを加えます。

ドレスのデザインで印象が変わる

レース生地を使用したウエディングドレスを着用している花嫁

レースの模様によっては、可愛らしさから大人の美しさまで幅広い雰囲気のウエディングドレスに使用されています。
レースを使用したウエディングドレスの中でも、特に胸元や背中、袖などにレースの繊細な装飾を施したデザインが人気です。

 

サテン

サテン生地

サテンはその柔らかくなめらかな手触りと、パールのように輝く華やかな光沢が特徴の生地です。
光沢がありしなやかで体のラインに沿うため、ウエディングドレスに使用すると体のラインが美しく強調され、ゴージャスな印象になります。

また、シルクを使ったサテンは「シルクサテン」と呼ばれ、強い光沢感が特徴であり、高級なウエディングドレスに使用されることが多いです。

シンプルなデザインのドレスに映える

サテン生地を使用したウエディングドレスを着用している花嫁

サテンは高級感のある生地なので、シンプルで大人っぽいデザインのドレスに最適です。

光沢としなやかさを活かしたマーメイドラインやスレンダーラインのウエディングドレスは、サテンの美しさを最大限に引き出し華やかに演出します。
また、Aラインやプリンセスラインのウエディングドレスにも適しており、サテンの光沢が結婚式の主役である花嫁の魅力を際立たせます。

 

タフタ

タフタ生地

タフタは、硬めのハリ感と独自の光沢が特徴の生地です。また、硬さがあるためシワ感が出やすい特徴もあります。

かつてはシルクで織られることが多かったため、長い間高級婦人服に用いられてきました。現在では、化繊素材で製造されているものが多く、ウエディングドレスにも使用されるようになりました。タフタは着心地が軽く動きやすいため、ウエディングドレスを着用する人に優しい生地です。

陰影を活かせるデザインのドレスに合う

タフタはハリがあるため、ドレスに美しい陰影を出しやすいため、ふんわりとボリュームがあるプリンセスラインのドレスに映えます。
またシルクでできたシルクタフタは、Aラインのウエディングドレスによく合います。

タフタは硬さと軽さを併せ持つため、ドレスのフォルムを美しく保ちつつ、着心地も快適な生地です。

 

チュール

チュール生地

チュールは日本では「亀甲紗」とも呼ばれ、六角形やひし形の網目模様が特徴の薄手のメッシュ生地です。軽くて透け感があるため、ウエディングドレスにふんわりとした華やかさを出すことができます。
軽く透け感のあるこの生地は、複数重ねても重たく見えないので、ドレスにボリュームを加えるのに最適です。また、シワになりにくい特徴があるため、海外ウェディングなどで重宝されることも多いです。

チュールは大きく分けて、薄手で見た目も触り心地も柔らかいソフトチュールと厚くてハリのあるハードチュールの2種類があります。

お姫様のような可愛いドレスに最適

チュール生地を使用したウエディングドレスを着用している花嫁

複数枚重ねることでふわふわした見た目になるため、可愛いプリンセスラインのウエディングドレスに最適です。チュールを使用することでボリュームが出るため、お姫様のような可愛い印象になります。

また、チュールは挙式で使用するベールやドレスの中に着るパニエなどにも使用されることが多い生地です。

 

オーガンジー

オーガンジー生地

オーガンジーはチュールと似ていますが網目状ではなく、透け感のある薄さと軽い光沢が魅力の生地です。
半透明でシャリッとしたハリがあり、特にウエディングドレスのスカート部分やフリルに使われることが多いです。

異なる特徴を持つ複数種類の生地がある

オーガンジーの中でも、シルクオーガンジーは、しっとりとしてなめらかな肌触りが特徴なため、歩いた時に動きが出やすい特徴があります。

また、グラスオーガンジーはその名の通り、ガラスのような透け感と輝きを持ち、自然光のもとで特に美しく映えるため、ガーデンウェディングや屋外でのセレモニーに最適です。

 

シフォン

シフォン生地

シフォンは薄くて軽い生地で、オーガンジーに似ていますが、より柔らかく透け感が控えめです。薄く軽い生地なため、サテンのような重みのある生地の上から重ねて使用されることもあります。

シルクから作られた「シルクシフォン」がウエディングドレス素材として特に人気があります。

 

ジョーゼット

ジョーゼット生地

ジョーゼットは、表面に独特のでこぼことした質感を持つちりめん生地の一種で、少しざらついた手触りが特徴です。

適度な重みがあり、身体のラインにしっかりとフィットするため、特にエンパイアラインのドレスによく使用されます。
存在感のあるジョーゼットは、シンプルで大人っぽいデザインのウエディングドレスに最適です。

 

まとめ

ウエディングドレスに使用される代表的な生地の特徴は下記の通りです。

〇シルク(絹)
上品で光沢がある生地。見た目の良さだけでなく、機能性も良い。
〇レース
透かし模様のある生地。模様によって印象が変わる。
〇サテン
パールの様な輝きが特徴の生地。シンプルなドレスに映える。
〇タフタ
ハリとシワ感が特徴の生地。陰影を活かせるデザインのドレスに使用されることが多い。
〇チュール
網目模様が特徴の生地。重ねることでふんわりと可愛らしい印象になる。
〇オーガンジー
光沢感のある透け感を持つ生地。スカート部分などに使用されることが多い。
〇シフォン
透け感の少ない柔らかな生地。サテンなどの重みのある生地の上に重ねることもある。
〇ジョーゼット
ちりめん生地の一種でザラつた手触りが特徴の生地。適度な重みがある。

このように、ウエディングドレスに使用される生地は代表的なものだけでも多くの種類があり、生地によってウエディングドレスの印象が大きく変わります。
ウエディングドレスを見る際はぜひ生地にまで注目してみてくださいね。

ドレスクリーニングのディアハート

ドレス・きもの・衣装クリーニングのディアハートでは、年間12万着以上のドレスをクリーニングしています。ドレス1着ごとの生地に合わせたクリーニングを行っているため、ドレスへの負荷を最小限に抑えたクリーニング、メンテナンスが可能です。

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株式会社ディアハート
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